終戦80年を記念してパリ国際大学都市日本館で開催されている「広島・長崎:80年の時を超えて」展を見学しました。
原爆被害を伝える写真展示とのことですが、広島と長崎に投下された原子爆弾に関するさまざまな情報が30枚ものパネルで展示されており、広島の平和記念資料館がパリに出張してきたような印象を受けました。(パネル解説文は仏語のみ)

「広島・長崎:80年の時を超えて」展の会場入り口
受付のポスターと、折り鶴。(奥には藤田嗣治の絵)

会場の様子

パネル写真1
被爆前の、広島市内(上3枚)と長崎市内(下3枚)の様子

写真上段:左の建物が被爆前の原爆ドーム
写真下段:山に囲まれた、被爆前の長崎市内の様子  
どちらも沢山の家や建物が並ぶ、多くの人が暮らす街でした。

 

パネル写真2
被爆後の、広島市内(上)と長崎市内(下)の様子

写真上段:中央左寄りに原爆ドーム
写真下段:被爆後の長崎市内(写真中央付近が爆心地)
どちらの街も民家が消えています。

 

パネル写真3
被爆者の方々が描いた当時の様子を物語る絵
パネル写真4
放射線による被害の説明(下段は黒い雨の説明)
パネル写真5
1945-1952年頃の広島と長崎の写真

左側中段の写真は仮再建中の浦上天主堂(長崎)。左側の女性が大きな十字架を抱えて立っています。

パネル写真6
1949-1958年頃の広島と長崎の写真

写真2段目左側は戦後13年目の広島、八丁堀交差点。戦前以上に発展した街並み。
写真下段左側は戦後9年目の長崎市中心部。たくさんの民家や建物が再建されています。

パネル写真7
被爆後の浦上天主堂(長崎)の様子など
会場の様子
パネルを熱心に見る人々
中央に"きのこ雲"の写真。それを取り囲むように吊るされた沢山の白い折り鶴。
会場内の折り鶴インスタレーション
来場者が折った大小さまざまな純白の折り鶴。その手前には、翼の先どうしが繋がった2連の鶴が置かれている。それぞれの翼には日米の国旗が描かれている。
折り鶴コーナー

来場者が自由に折り鶴を折れるようになっていたので、私も世界平和と日米友好を願って2連の鶴を折りました。

   

展示を見学して思ったこと

原爆で破壊された浦上天主堂の鐘がアメリカのカトリック信者の方々の寄付によって復元され、今年5月に浦上天主堂に贈られたというニュースがありました。(このニュース記事はこちらで読めます
破壊された天主堂の前で十字架を持って立つ女性の写真を見た時に、このニュースのことを思い出し、鐘を寄贈した米カトリック信者の方々に思いを馳せ、とても複雑な気持ちになりました。
海の向こうにいる同胞や友人たちのことを想像できたならば、私たちの選択は変わるのではないかと、この展示を見て思いました。

日本館に掲揚された日米両国の国旗

ご案内

アメリカ館と共催の「広島・長崎:80年の時を超えて」展は、9月5日までは日本館で展示されています。
その後、アメリカ館に場所を移して9月10日から10月9日まで展示されます。
平日14時~18時、入場無料。
会場へのアクセスはこちらをご覧ください。

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