Déoucafé – Bar à Jeux
59 avenue de Versailles, 75016 Paris

訪れてみたかったボードゲームカフェ

パリ16区にあるボードゲームカフェ、Déoucafé。以前訪れたときの、温かく居心地のよい雰囲気が心に残っていました。

このお店を知ったきっかけは、16歳の息子Lが3年前から参加している、社会性を育むためのグループ活動「Friendsplay」です。その卒業生が、お父さんと一緒に経営しているのが、このカフェです。

以前、Friendsplayの心理士さんが保護者のミーティングで招待してくださり、お店を訪れたことがありました。

今回、でこぽんの「漫画カフェ」のチラシを置いていただけないかと思ったこともあり、久しぶりに再訪することにしました。若者の居場所づくりという点でも、実際にカフェを運営している方のお話を聞き、参考にできることがあればと思いました。

大人4人と若者1人で、ゲーム三昧の2時間!

事前予約がおすすめと聞いていたので、お店のサイトから予約しました。今回は5人で、15時から17時までの2時間です。料金は、入店料5ユーロとドリンク代5ユーロで、1人10ユーロでした。

お店はメトロ10番線のミラボー(Mirabeau)駅の交差点の向かい側、またはジャヴェル(Javel)駅から橋を渡ってすぐのところにあります。

少し早めに到着すると、すでにお店の前には、大人のグループや親子連れの姿が。私たちと同じように、予約して訪れる人がいるようでした。

店内の奥にはゲームの販売コーナーがあり、入口付近の1階と地下には、自由に遊べるボードゲームがずらりと並んでいます。自分たちで好きなゲームを選んでもいいし、スタッフにおすすめを紹介してもらうこともできます。

まずは飲み物を注文し、おなじみの「UNO」からスタート!

子育てを終えたメンバーにとっては、なんと数年ぶりのUNO。ルールを思い出しながらカードを出していくうちに、自然と笑い声が広がりました。

続いて挑戦したのは、スタッフに教えてもらった「Flip 7」というカードゲーム。数字の重複を避けながら得点を積み重ねていくゲームです。同じ数字を引くと、それまでの得点がゼロになってしまうことも!

運だけでなく、どこまで挑戦するかという駆け引きも大切です。「もう1枚引く? それとも、ここでやめる?」と迷う場面もあり、思わず歓声が上がりました。

さらに、チームに分かれて、共通のテーマからそれぞれがイメージするカードを選ぶゲームにも挑戦しました。

仲間が何を選ぶのかを想像しながらカードを並べていくのですが、これがなかなか面白い! 自分なら選ばないカードが出てくると、「どうしてそれを選んだの?」と話が弾みます。

同じテーマでも、人によって思い浮かべるものは違うもの。ゲームをしながら、お互いの考え方や感性を知ることができるのも、ボードゲームの魅力だと感じました。

気がつけば、あっという間に2時間。たくさん笑い、話し、いつの間にか参加者同士の距離も縮まっていました。

遊びだからこそ、生まれる会話

今回、実際にゲームを楽しんでみて改めて感じたのは、ボードゲームが人と人をつなぐ、気軽なきっかけになるということです。

何を話したらよいかわからなくても、目の前にはゲームがあります。順番が来ればカードを出し、思いがけない展開に驚き、勝てば喜び、負ければ悔しがる。ゲームそのものが共通の話題になるので、無理に会話を始めなくても、自然とやりとりが生まれます。

また、ゲームによっては、相手の考えを想像したり、自分とは違う発想に触れたりすることもできます。順番を待つ、ルールを守る、勝ち負けの気持ちと付き合うなど、人と一緒に遊ぶなかで経験できることも少なくありません。

お店の地下にある大きなテーブルでは、小さな子どもたちが誕生日会を楽しんでいました。友人同士だけでなく、親子や世代の異なる人たちも一緒に過ごせる。そんな光景も印象に残りました。

一人でも楽しめる。遊び方はいろいろ

ボードゲームカフェというと、何人かのグループで行く場所というイメージがあるかもしれません。でも、実は一人で楽しめるゲームもたくさんあります。

ソロプレイに対応したパズルゲームや謎解き、戦略ゲームなども豊富です。スタッフに「一人で集中して遊べるゲームをおすすめしてください」と相談すれば、自分に合ったゲームを紹介してもらえます。

また、Déoucaféでは、定期的にオープン参加型の対戦会や交流イベント(Soirée jeux)も開催されています。こうしたイベントなら、一人で参加しても、その場で初めて会う人たちとテーブルを囲み、一緒にゲームを楽しむことができます。

誰かと一緒に行くのもよし、一人でふらりと訪れるのもよし。自分に合った楽しみ方を見つけられるのは、ボードゲームカフェの魅力の一つです。

でこぽんの漫画カフェにも、新しい可能性?

今回、実際にボードゲームカフェを訪れてみて、何よりも驚いたのは、その楽しさ! 久しぶりのUNOに笑い、初めてのゲームに夢中になり、仲間の意外な発想に驚く。遊びを通して、普段とは少し違う会話や交流が生まれることを、身をもって体験できました。

学校や家庭以外にも、好きなことを通して人とつながれる場所がある。そんなサードプレイスをつくるという点では、漫画も、ものづくりも、ボードゲームも、共通する可能性を持っているのかもしれません。

でこぽんの漫画カフェに、ボードゲームを加えてみるのも面白そうです。今回の視察は、単に楽しい時間を過ごしただけでなく、これからのでこぽんの活動を考えるうえでも、新しい発想をもらえる機会となりました。

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