まずはちょこっと自己紹介


 こんにちは。今回から、時々記事を書かせていただくJunkoと申します。
現在25歳の長女がデコポンレディです。

 保育園で医者に相談した方がよいと言われ、幼稚園は通い始めて10日ほどで、昼に連れて帰るように言われて急遽日本人幼稚園に転校し、小学校は地区の小学校に支援員さんをつけての入学、翌年からは別の公立小学校の支援級(CLIS:現ULIS)に編入した。
12歳からはIMEに入るが、行動障害がでるようになって3年弱でIMEを退学、その後1年7か月の自宅待機の期間を経て別のIMEへ。
うまく適応していたが、家での状態が大変になってしまい結局入院することに。
2020年2月から、現在のFAMに入ることができ、現在はそれなりに落ち着いて生活できている。

 その間、言語療法、カウンセリング、行動療法、演劇セラピーや音楽セラピー、各種医者などに通い、ふりかえると娘は相当忙しく大変な日々を過ごしてきた。
5歳下の次女は、赤ちゃんのころから療育につき合わされ、姉の状況が原因で中学は寮に放り込まれ、あまりかまわれず、あまり習い事もできず、これまた振り回されて大変な日々を過ごしてきた。
親の方は無我夢中でやってきて、職場が大変な時期や鬱でカウンセリングに通った時期などを経て、ようやく今、少しは余裕ができてきた。

 まだまだ問題は多いし、落ち込む日もあるし、お役所や施設とのやりとりは続くし、子育てのはっきりしたゴールもないだろう。
でも小さなゴールはたくさんある。
自分で上着を着られるようになった、食事をより分けずに食べられるようになった、掃除機の音でパニックを起こさなくなった…。
些細に見えても、大きな進歩である。
そして、我々の子供たちも確実に進歩している。

 今年の3月から本格的に娘と一緒に勉強を始めている。
週に一回の訪問日が、親とのアクティヴィティの時間だ。
最初は訪問時には感情が高ぶってパニックを起こしたりしていたが、今は支援員さんが間に入らなくても穏やかな時間を共有できるようになった。
数年前には考えられなかった時間である。
今しんどい思いをされている方も、数年後も同じとは限らない。
子供たちの可能性は大きい。
その可能性をどうやったら引き出せるか、私の模索は続いている。

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