先日の4月11日(土)、でこぽん漫画カフェを開催したのでそのご報告です。

フランスでも、多くの人がピカチュウやドラゴンボールを知っています。もはや漫画やアニメは、国境を越える共通言語です。

紙媒体が少しずつ衰退し、デジタル文化の中で個人が孤立しがちな今だからこそ、日本が誇る漫画のパワーを通じて、自然に人とつながれる場を作りたい….と思ったのが、漫画カフェを開こうと思ったきっかけです。

今回は企画段階から若者に中心になってもらいましたが、最初から贅沢なスタートを切ることができました。

というのも、漫画カフェに賛同してくださった大使館職員の方に招待され、在フランス日本大使館の会議室で打ち合わせをすることになったのです。

参加したのは日仏の中高生から20歳までの若者たち。歴代の大使の方々の立派な写真に見守られながら、チップスを片手に漫画の話をするという、なかなかシュールで貴重な体験をさせて頂きました。

漫画喫茶の入場券と利用案内は、運営の高校生たちが考案・作成してくれました。

この入場券があれば、何冊でも漫画を読むことができます。さらにドリンク1杯付きで、好きなタイミングでキッチンに注文すると、スタンプを押してもらえる仕組みです。

当日は、フランス語版の漫画は『NARUTO』『鬼滅の刃』『ドラゴンボール』を全巻用意しました。
日本語版のはそれに加えて、『ONE PIECE』などの王道から、『テルマエ・ロマエ』といったコメディを中心に、幅広く揃えました。

スタッフはコスプレで参加してくれました。

“桜ミク”ちゃんは、来場者の方々からたくさん写真を撮られていました。

午前中は静かなスタートでしたが、午後になると友人が知人を引き連れて来てくださり、多くの方にご来場いただきました。

椅子が足りなくなり、奥から何度も追加するほどの盛況ぶりでした。

日本人もフランス人もさまざまな年齢や職業の方が集まり、好きな漫画をきっかけに自然と会話が弾んでいました。

また、ただ静かに漫画を読んでいるだけでも、不思議と一体感のある空間だったように思います。

一方、カフェ部門では、運営チームとはまた別の高校生3人が腕を振るって焼いてくれた”たい焼き”が、見事に完売。

何度も焼いてきているだけあって、その味はもはやプロ級。手際もよく、大人も安心して見ていられる頼もしさでした。

終了時間7時までめいっぱい使って、「あさきゆめみし」の文庫5冊を読破されたご年配の方も。
ときどき日本茶とたい焼きで舌鼓を打ちながら休憩され、高校生スタッフとのおしゃべりも楽しみつつ、またすぐ紫式部の物語の世界へ。

「私、漫画が大好きなの。今日は目がしょぼしょぼになったけれど、すごく楽しかった」と笑っておられ、その集中力に思わず脱帽でした。

こうした方だけでなく、「絶対にまた開催してください」というお声を何人もの方からいただき、この企画は成功だったと感じています。

これも、中心となって進めてくれた若者たちが、それぞれの強みを活かしながら積極的に協力し合い、企画から給仕から片付けまで、しっかりやり遂げてくれたおかげです。

次はどんな漫画カフェになるのか。楽しみにしていてくださいね。

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